先月、ケアマネージャーさんがいらして、母の介護認定の確認をしてくださいました。
現在「介護2」
今の状況を見て、ケアマネさんが判断してくださいます。
ケアマネさんとは月に1回面談をしていますが、認定日は年に1回。
来年の介護認定がどうなるか重要な面談です。
hiro-beans-attack-no1.hatenablog.com
hiro-beans-attack-no1.hatenablog.com
ケアマネさんがいらっしゃると母は元気に玄関までお出迎え。
いつも寝てばかりで、私が出かけようが帰ってこようが、孫が遊びに来たって、玄関にお出迎えなんてしないくせに。
なぜ、認定日だけ元気なの?
ケアマネさんは「あらぁ、足腰がなんだか以前よりしっかりしてらっしゃいますねぇ。」
来年も介護2でいてくれないと、現状のサービス受けられないじゃん!おかあさん、何を張り切ってるのよ💦
ケアマネさんがいらっしゃったのはちょうどお昼時で、母は時間をかけて昼食をとっているところでした。
厚めに切った胡瓜もバリバリと食べる。
入れ歯をせっかく作っても「これ、嫌い。」といってつけようとしない母。自分の歯で食事はなんとかできている。
「歯も丈夫なんですねぇ。」と感心するケアマネさん。
ケアマネさんの質問にも😊ニコニコと答える母。辻褄もちゃんと合っている。たまに出てくるトンチンカンな話もケアマネさんの前では出てこない。
このままでは、「介護1」になってしまうのではないか?
足腰が弱っていないというのは、ありがたい。それはまぎれもない事実。
ごまかすわけではないけど、母のトンチンカンな部分もケアマネさんに知ってもらわねば!
私は、奥の手「宮子ちゃん」を登場させることにした。
ケアマネさん「娘さんは何人ですか?」
母「2人です。」
そこで私が口を挟む。
「あら、おかあさん。ミヤコちゃんは?」
母「あぁ、そうそう。ミヤコちゃんがいたわね。お宮さんの『宮』と子供の『子』で宮子ちゃん。」
ケアマネさん「?」
宮子ちゃんは、最近母の口から出てくる空想の娘。
私と妹と、もう一人、「宮子ちゃん」という娘が母の頭の中に存在する。私の姉なのか?私の妹なのか?
私「宮子ちゃんはどこに住んでるの?」
母「・・・どこだったかしら。」
私「宮子ちゃんは、私の妹なの?お姉ちゃん?」
母「お姉ちゃんでしょ?」
母の記憶は迷走する。
母「宮子ちゃん、私の姪だったわね。」と突然ミヤコちゃんは母の姪になった。母の姪にもミヤコちゃんという人物は存在しない。
私「宮子ちゃんのおかあさんは誰なの?」
母「宮子ちゃんのおかあさんは、私の姉妹でしょ。ん?誰の子かしら?」
母にもわからなくなってきた。母の中のミヤコちゃんは、宙ぶらりん。
この会話を聞いているケアマネさんは笑いをこらえている様子(笑)
そのミヤコちゃんのちんぷんかんぷんな話が役に立ったのかどうなのか、今日書類が届いて、母は来年も「介護2」で、今のサービスをそのまま受けられることになりました。
後日、母の妹に確認しました。
宮子ちゃんは、母の従姉妹。
この年齢になるまで、母の口から「宮子ちゃん」という名前を聞いたことはありませんでした。従姉妹の話もほとんど聞いたことはありません。
91歳になって、急に出てくるとは、小さい頃よほど仲が良かったのでしょうか?
いえ、そうではありませんでした。
確かに近所に住んでいてよく遊んだそうですが、母たち4人姉妹の祖母は、一緒に住んでいる母たちではなく、自分の娘の子である宮子ちゃんばかりをとても可愛がっていたそうです。なので、母たち4人姉妹はそれを長く恨んでいたとのこと。母の妹も90歳近くなった今でもその恨みを口にするそうです。
先日、長女は休みを利用して竜ヶ岳に登ったそうです。
登山なんて、学生時代にはしたことなかったのに。
会社の先輩の影響だとか。
冷凍してあったいなり揚げを解凍して、お昼ごはん。
残り物と市販の串カツで。
カロリー高めだね。