Bettyの備忘録

音楽備忘録と日々の出来事

夜中に猫がやってくる

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北海道に行き、施設で暮らす義母に会ってきました。

義母は昨年の7月に、老人病院を出て、今の施設で暮らすようになりました。

 

要介護5になった義母。

歩くことも立つこともできませんが、車椅子に乗ることはできます。

 

今の施設に移って9か月近く。

義母の表情が変わりました。

ずっと無表情だった義母が少しだけ笑顔を見せるようになったのです。

おしゃべりもするようになりました。

 

同じ施設には義母の妹も暮らしています。

やはり車椅子生活ですが、明るい性格の叔母ちゃんはとてもおしゃべりです。

ずっと店を切り盛りしていた叔母ちゃんは、人当たりがよく、お話上手なのです。

私も叔母ちゃんとのおしゃべりはとても楽しいので、義母のお見舞いに来た時は必ず叔母ちゃんの部屋にも顔を出すようにしています。

でも今回は叔母ちゃんは風邪をひいているとのことで、隔離されていました。

声がかれていて、いつもの楽しいおしゃべりも短時間で切り上げました。

 

叔母ちゃんは、少し話しただけでは、認知があるようには見えません。

でもすこしずつ衰えはきているようで・・・

 

「夜、眠れないのよ。」と言う叔母ちゃん。

「なんで?」

「部屋にね、猫が来るの。」

 

え?アタチ?

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施設の部屋に猫がいるわけありません。

 

でも叔母ちゃんは言う。

「猫がね、何匹も部屋に来るの。それがうるさくて。毎晩だよ?」

寝ぼけたのか、幻聴幻覚か。

 

アタチはいつもお利口さんでお留守番してるわ。施設には行ってないわよ。

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・・・ネコ子ちゃんのことじゃないよw

 

叔母ちゃんの猫話は施設でも有名で、おしゃべりな叔母ちゃんはそれを延々と訴えるので、もうスタッフさんも辟易しているらしいです。

 

認知にはまだまだほど遠いように見える叔母ちゃんでも、やはり高齢という現実には敵わないようです。

 

叔母ちゃんの部屋から、頭から、猫がいなくなり、ゆっくり気持ちよく過ごせる日がきますように。

 

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