母が毎週楽しみにしているNHK『チコちゃんに叱られる』
母はドラマは物語の筋についていけず、「意味がわからない」そうで、内容が頭に入っていません。
でも『チコちゃんに叱られる』の内容にはついていっています。
昨日の放送(私が観ているのは土曜日の朝の再放送ですが)「なぜ猫は魚が好き?」が面白かった。
「え?魚?」
ネコ子ちゃんも好きだよねぇ。
ツナ缶とか開けたら、とんでくるもんね。ツナ缶はあげないけどね。
でも日本の猫だけなんですってよ、魚が好きなのは。
たとえば、メキシコの猫は
トウモロコシ食べてるってよ!
で、スイスの猫は
チーズ食べてる!
そしてなんと!イタリアの猫は!
え!?まさか!?
パスタを食べている!というか、すすってる!
これ全部「岩合光昭の世界ネコ歩き」からの画像なのですが、私が観ている限りでは、岩合さんの世界ネコ歩きでも、お魚を食べている猫が多いと思うんだけどなぁ。
今朝観たネコ歩きでも、猫さん鰯もらって食べてたよ~
そもそも猫はネズミや鳥を食べる肉食です。
人間が猫を飼い始めたのは、1万年前のエジプトでリビアヤマネコをペットにしたのが始まりです。
ネズミを駆除するのを目的に飼いだしました。
日本には中国から伝わりました。
奈良時代にはペットとして貴族が飼っていたそうです。
猫好きで知られる宇多天皇。
醍醐天皇の父です。
その光孝天皇から譲られた黒猫がたいそうお気に入りだったようです。
宇多天皇の日記『寛平御記』に自分の猫自慢を記しています。
元祖「猫ブログ」です。
「『猫ブログ』!?平安時代にもあったの!?インスタは?」
『寛平御記』(かんぴょうぎょき)、10巻もあるのです。
さて、江戸時代に徳川綱吉が「生類憐みの令」を発布すると、それまで紐で繋がれていた猫が放し飼いで飼われるようになりました。
そうすると、もう猫は自由にあちこち出歩き、どんどん繁殖していきます。
こうして、それまで貴族のペットだった猫が、庶民の間でも飼われるようになりました。
もともと肉食の猫。
猫にはたんぱく質が必要ですが、江戸時代までの日本では肉を食する習慣がありません。
日本人のたんぱく質といえば魚。
で、人の食べ残しの魚を猫が食べるようになりました。
・・・とまぁ、「チコちゃんに叱られる」で猫博物館の館長さんがお話されていました。
長女も以前行ってきたようですよ。
hiro-beans-attack-no1.hatenablog.com
私がその昔、「猫は別に魚を好きじゃない。その固定観念はサザエさんが歌いだしてからだ。」って聞いた事ありますけど(笑)
宇多天皇の日記を読む 天皇自身が記した皇位継承と政争 (日記で読む日本史)
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