母がまた失敗をして、お布団を濡らしてしまった。
私が朝起きた時、母はすでに自分で着替え、シーツを布団から剥がしていた。
防水シーツのおかげで、布団は大丈夫。
私は明るく(慣れてるし)洗濯をして、母を傷つけないようにしていたけど、母は口数が少なかった。
で、突然。
「ねぇ、私って年金いくらもらってるの?」と言いだした。
何を思ったのだろうか。
もしかして、有料施設に入居しようと考え始めたのだろうか。
午前中、ずっと無口で、そのうち寝てしまった母。
私は、長女と買い物の約束があったので、昼頃から出かけて夕方に帰ってきた。
椅子にポツンと座って、母が言う。
「年はとりたくないわ・・・」
私「え?どうしたの?」
母は、朝の失敗を気にしているのか?
母「このお金、誰にもらったのか忘れちゃったのよ。」と言う。
は?
テーブルの上に置いてあったのは、私が甥っ子にあげようと思っていた結婚祝いの御祝儀袋。
甥っ子が「近いうちにおばあちゃんに会いにいくから。」と言うので、私からの結婚祝いを用意しておいたのだ。
母は、そのお祝い金を誰かからもらったと勘違いしてたらしい。
私「違うよ~、それはおかあさんがもらったんじゃないよ。私が甥っ子にあげようと用意してたんだよ。こんなところに出しっぱなしにしてる私が悪いよねぇ。」
母「あ、そうか!誰かが私にくれたのかと思った!アハハ。」
よかった。母は朝の失敗をすっかり忘れていた。
そう、30分もたてば、すっかり脳内はリセットされるのだ。
その御祝儀袋のこともしばらくしたら、「これ、〇〇ちゃん(甥っ子)が私にくれたのよね?」にすり替わっていた。
「御結婚祝」とはっきり書かれてるのに(笑)
孫がばあちゃんへ結婚祝いかい!
肉食女子の長女と食べたランチ。
長女はローストビーフ丼。
私はステーキ丼。
その後に食べた、名古屋コーチンの卵で作ったカスタードソフトクリームが美味しかった!
今日も最後までお付き合いくださり、ありがとうございます。
介護にあたって、皆さまからの励ましのコメント、そして同じように介護してらっしゃる皆さまの明るい介護ブログには本当に助けられています。
心から、ありがとうございます。