昨日のNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」
政次ロスと騒がれて、「おんな城主 直虎」はただでさえ視聴率悪いのに、高橋一生さん退場で、ますます観る人がいなくなるのではないか・・・という記事も多く、私も先週の「直虎」を観た時は、ちと心配になりました。
でも昨日の「おんな城主 直虎」、いいじゃないですか。
何度かある神回のひとつに加えたいくらいです。
今川氏真、この人ですよ!
ここで、徳川家康に攻められるのですが、長期にわたる攻防の末、家康からの和睦の申し出を受け入れます。
徳川家康って、昨年の「真田丸」といい、この「直虎」といい、ずいぶんと優しい温厚な性格に描かれていますね。この2年間で私は家康が嫌いではなくなったのですが、いや、違うでしょ(笑)
小野政次討伐も気賀の堀川城攻めも、ドラマでは阿部サダヲさん演じる徳川家康の本意ではないというストーリーでしたが、史実では家康の指示のもとにがんがん虐殺してるでしょ!ドラマでは近藤康用や酒井忠次のせいにしてるけどさっ。
掛川城
先週、大河ドラマ館に行くついでに、掛川城も寄ってみようかと掛川駅で降りたのですが、たまたま昨日は掛川城の話で「直虎紀行」でも紹介していました。
これが昨日も紹介していた「霧噴き井戸」です。
徳川家康が攻めてきた時に、井戸から謎の霧が立ちこみ、城を包み込んで、城を守ったといわれています。
富士山本宮浅間大社
これまたついでに寄りました。
8月5日の「直虎紀行」でも紹介していましたが、楽市楽座の行われた富士山本宮浅間大社です。
JR富士宮駅から徒歩10分。
私は富士宮駅のそばにあるイオンで買い物してから行きました。イオンからだと8分くらい?
せっかく「直虎紀行」でも紹介していたのに、今川氏真の楽市楽座についての説明書きは探したけどみつけることができませんでした。
今川氏真という武将
「戦国三大愚人」とまで言われる今川氏真。
愚人もなにも、私は「桶狭間の戦い」で今川氏は滅んだのかと思ってました。
この今川氏真、享年は77歳。長生きだったんですよ。
しかも今川家はその後江戸時代は徳川家に仕え、高家として長く繁栄しています。
この話は7月放送の「歴史ヒストリア」で知りました。
氏真は、掛川城を出た後、北条家などを頼り、親の仇である織田信長の前で蹴鞠なんかも披露しちゃって、妻とともに江戸時代まで生きながらえました。
武士としてのプライドより命を大切にしたのです。
なんだか、その生き様が戦国武将としては希少価値で、そんなに愚人ではなかったのではないか、いえ、武将としてではなく文化人として生き抜いたと思えば幸せな一生だったのではないかとさえ思え、私は愛おしくなってきたのです。
演じてる尾上松也さんがチャーミングだから憎みきれないというのもあるかもしれませんね。
今川義元
氏真の父、今川義元は尾張の大名ではなく、駿河から侵攻してきたのですが、今川義元が尾張の大名であると信じていて今川義元を昔から崇拝しています。
今でも「義元さん」と呼び(地元の人は皆そう呼ぶそうです)けっして呼び捨てにはしません。
「さん」づけというのがなんだか親近感のわく崇拝の仕方ですね。
友達かよ(笑)