92歳の母は同じことを何度も繰り返して言う。
そんなの92歳なら普通だよってわかっているのですが、5分ごとに同じ話を聞かされると辛い(笑)
それが他人の悪口だったり、批判めいたことだったりしたら、なおさら辛い。
ネコ子ちゃんを母に内緒で居候させています。
今日は母が1日中家にいるので、ネコ子ちゃんは7畳の部屋に閉じこもり・・・
窓を開けてあげたら、お外を眺めます。
このあたり、お外の景色あんまりたいしたことないんだよねぇ。
猫嫌いの母は、犬は好きなようで、小さい頃からそこそこの大人になるまで、数年間、犬を飼っていたそうです。
そのことは認知になる前から時々言っていました。
でも、最近繰り返し繰り返し言う話は・・・
母談「ウチは犬を飼っていたの。そしたら、誰かがウチの前に犬を捨てていったのよ。犬好きの家族だと思われたみたい。でもそうそう何匹も飼えないから、私が山に捨てにいったわ。2匹だったと思う。ひどいわよねぇ、他人の家に捨てていくなんて。私その犬たちを捨てる時に『私を恨まないでね。最初に捨てた飼い主を恨んでね。』って言い聞かせたわ。」
この話し、最近凝ってるようで、1日に何回も聞かされます。
でも母の記憶は多少変換しているようです。
①まず、ウチの前に犬を捨てていった人がいたということ。
子犬ではなく、そこそこの年齢の犬でした。
ウチの前に繋がれていました。
これ、私が小学生の頃の話です。昭和40年代です。
当時、我が家は戸建てでしたが賃貸住宅でした。ペットを飼うのは無理です。
で、怒った母が、その犬を捨てていったであろう人の後ろ姿がチラリと見えたので、その方向に放してやりました。
犬は家がわかっていたのでしょう。喜んでまっしぐらに走っていきました。
②母が昔犬を飼っていた時に子犬が産まれたらしく、その犬は捨てたと言っていました。恐らく昭和20年代。ただその記憶は曖昧で、オス犬を1匹飼っていただけなのに、なぜ子犬が産まれたのか謎だとよく言っていました。
③私の友人の弟さん一家。猫を何匹か飼っていました。
猫好きだと近所の人は知っていたのでしょう。
家の前に猫を捨てていく人が多発しました。
もともと猫好きの一家ですから、捨てるのも偲びなく、それらを引き取っているうちに10匹ほどになってしまったとか。
テレビで報道されているような多頭飼育のほったらかしではなく、その弟さんはきちんとお世話はしていますが、これ以上は限界だと思い、玄関先に「猫を捨てていかないでください」と看板を掲げたそうです。
これは平成のわりと最近の話。
この③の話は、私が母にしました。
この①~③の話が、母の脳内でミックスされ、記憶がすり変わったようです。で、先の話となり、私は毎日聞かされています。
今ではペットを捨てる人などいないと思いますが、それでも③の話はごくごく最近の話。
避妊去勢をしっかりして、責任もって飼うことが当たり前だと、ほとんどの人は認識しているはずなのですが。
動物病院に持ち込んで「なんとかなりませんか」と言ってくる人もいるそうで、動物病院でも困ってしまうことがあるとか。
ノラ猫でも動物病院に持っていけばなんとかしてくれると思うのでしょうか。
「アタチ、キャットフードしか食べたことない。外に放し飼いにされたら、自分で食べ物探せない。」
ネコ子ちゃん、体脂肪31%だから、肥満予防のペットフードに替えたのよねぇ(笑)
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