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母、生まれて3回目のショートステイ体験

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二女の結婚式のために、いつもは離れている私たち家族全員、グアムへ行ってきました。

www.betty0918.biz

 

92歳の母の介護をしている私は、母の世話のために妹に泊まり込みに来てもらう予定でしたが、妹の職場でインフルエンザが発生しました。

なので、妹に感染する可能性もあると考え、出発の数日前に急遽母をショートステイにお願いすることにしました。

急なお願いに奔走してくださったケアマネージャーさんには心から感謝しています。

 

いつもディケアサービスでお世話になっている施設でショートステイができることになりました。

他の施設でお願いする場合は、新規契約などがあり、手続きが面倒になるところでした。

母が慣れているスタッフと施設で過ごせるということで、私も安心です。

 

高齢者向けの施設というのは、サービス付高齢者住宅(サ高住)や特別養護老人ホーム介護老人福祉施設:特養)等ありますが、ウチの母がお世話になっているのは、介護老人保健施設老健です。

 

介護老人保健施設老健)とは

介護老人保健施設は、主に医療ケアやリハビリを必要とする要介護状態の高齢者(65歳以上)を受け入れています。介護保険法第8条第28項により定められた、厚生労働省が管轄するサービスです。

食事や排泄の介助などの介護サービスは提供されるものの、提供されるのは自宅などに戻るためのリハビリが中心です。老健とも呼ばれています。

要介護高齢者(要介護1以上)の自宅復帰を目指すため、医師による医学的管理の下、看護・介護を提供する施設です。さらに作業療法士理学療法士等によるリハビリテーション、また、栄養管理・食事・入浴などのサービスまで併せて提供します。

利用者ひとりひとりの状態や目標に合わせたプログラムを、医師をはじめとする専門スタッフが提供し、看護師が24時間常駐しているところも多いです。

 

介護老人福祉施設(特養)と比較すると、どちらも入居して介護サービスを受けることができる施設ですが、介護老人保健施設は在宅復帰を目指すための施設という性格が強く、一定期間で退去することが前提になっています。

在宅復帰を目標とし、入居期間は原則として3~6ヶ月の期間限定になっていますが、現状は「リハビリがうまく進まず目標とする身体状態まで回復していない」、「家族の受け入れ態勢が整わない」などの理由から、その期間で自宅に帰れないケースもあります。

平均在所日数は、平成26年度では100.6日です。入居期間が限定されているため終の棲家にはなり得ず、特別養護老人ホームの入居待ちとして利用している人もいます。

LIFULL介護 お役立ちガイドから引用

 

ショートステイの流れ

私たちは、2泊3日のグアム旅行ですが、手続きの都合があり、母は4泊5日のショートステイとなりました。

母がショートステイを利用するのは1年7か月ぶり、3回め。

私と一緒に暮らすようになってからは初めてです。

 

まずは事前にケアマネージャーさんと打ち合わせをしました。

衣類やパジャマ、タオルを持参することもできますが、すべてレンタルすることにしました。

持ちこみ品は少ない方が入所退所時の手続きが簡単にすみます。

高齢者が利用する施設ですから、持ち物が多いと「あれがなくなった」「これを盗まれた」などの揉め事になる可能性もあります。

また、母は排泄の失敗もたまにありますから、着替えの用意は膨大になります。

レンタルは多少経費はかかりますが、お任せした方が楽です。

レンタルした服は、母が普段ほとんど着ないスポーティな物でしたが、初日、母は文句も言わずにニコニコと着替えていました。

母の笑顔に、私はその時少しだけ「母を預ける」という罪悪感を感じました。

ショートステイ当日は決められた時間に、車で迎えに来てもらい、私も一緒に乗り込み、書類手続きをして、母を置いて、私のみ歩いて帰宅しました。

 

で、グアムから帰国した翌日に母を迎えに行きました。

グアムから帰国した当日に迎えにいけると良かったのですが、日曜日は退所の手続きができないそうです。

母が歩いても自宅まで5分くらいの距離なのですが、歩いての帰宅は禁止だというので、わずか200メートルの距離を車で送っていただきました。

 

ショートステイ中の母の様子

排尿の失敗が1度あったそうです。

滞在中はずっと便秘。

入所直前に自宅で大失敗をやらかしてくれて、それが最後、1度も出ていません😞

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お迎えの車がくるほんの30分ほど前に、私はトイレやら母のお尻やら、いやいや、壁まで大掃除でした😓

こういった失敗が多くなってきて、以前は私の二女が泊まり込んでくれたこともあったのですが、私と妹以外はもう母の面倒はみることができないなと実感しました。

元々、明るい性格で外面の良い母は、ショートステイ中もスタッフさんを困らせることなく、穏やかに過ごしたそうです。

ただ、食べ物の好き嫌いは多いので、朝食がお粥だった時は1口しか食べることができず、そのことは帰宅してからもしつこく文句を言っていました(笑)

また、急な利用であったため、個室が空いておらず4人部屋でした。同室の方が夜「帰りたい、帰りたい」とずっと騒いていたそうで、よく眠れない日があったということを言っていました。それを聞いた時はちょっと切ない気持ちになりました。

 

ショートステイを利用するということ

今まで、私が北海道に行ったり、友人に会うために金沢へ行ったりする時は、いつも妹に泊まりに来てもらいました。

でも、今回の一件で、フルタイムで働いている妹に無理にお願いするのではなく、ショートステイを利用したっていいじゃない!・・・という気持ちになりました。

私の頭の中で「ショートステイを利用する」という選択肢がなかったのです。

在宅介護でがんばっておられる方は、用事がなくても、月に1度はショートステイを利用するという方が少なくありません。

 

そうですよ!

利用すればいいんですよ!

 

3月に、北海道の義父母のお見舞いに行こうと計画しています。

早速ショートステイの予約をお願いしてきました。

 

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長くなりました。

最後までお読みくださりありがとうございました。