金曜日夜のドラマ「コウノドリ」
毎回いろいろなテーマを投げかけてくれます。
一昨日は、「トーラック」についてでした。
トーラックって何?・・・聞いたことのない言葉です。
帝王切開の後で下から産むことをVBAC(ブイバックVBAC=Vaginal birth after cesarean delivery)と呼び、挑戦することをTOLAC(トーラック)と呼びます。
つまり一度帝王切開で産んだ後、次の出産では自然分娩で産むこと(Trial Of Labor After Cesarean section=TOLAC、トーラックと呼ばれる)
あら、それって私じゃん。
トーラックにはいくつかのリスクがあります。
- 子宮破裂
- 子宮摘出
- 出血量や輸血量の増加
- お母さんと赤ちゃんの感染リスクの増大
- 赤ちゃんの臍帯動脈血pHの低下
- 赤ちゃんのアプガースコアの低下
- 赤ちゃんの死亡率の増加
私は28年前に長男を緊急帝王切開で出産しました。
手術後も体調は良く、傷口が痛む苦しみというのもほとんどありませんでした。
その時に主治医の先生からは「次は自然分娩で大丈夫だよ。」と言われました。
で、その言葉どおり、1年10か月後に長女を、そのまた1年10か月後に二女を自然分娩で出産しました。
長女は生まれた時に切迫仮死状態で保育器に少し入りましたが、すぐに元気になり、普通に出産後1週間で退院しました。
二女は超安産でした。
もうずいぶんと昔のことですが、その時にトーラックのリスクについての説明ってあったかなぁ?いや、ないよ。
トーラックは私が選んだのではなく、主治医の先生が(3回の出産はすべて同じ先生でした)迷うことなく自然分娩で話をすすめていました。
2回目3回目の出産の時に帝王切開での出産は全く提案されなかったのです。
こんなにリスクがあったとは・・・
つくづく思う。
妊娠出産って病気ではないけど、命に関わる一大事なのだと。
ドラマ「コウノドリ」では安めぐみさん演じる帝王切開経験の妊婦さんが、痛みを感じて出産した方が子供に愛情がもてるから2人目は自然分娩したいと熱望します。
結局自然分娩はかなわず、帝王切開での出産になりますが、子供への愛情は出産の方法ではなく、親の姿勢なんだと納得してのハッピーエンドです。
私は長男帝王切開、長女二女が自然分娩でしたが。
愛情の深さの違い?
あら、そんなこと考えたこともなかったわ。
年子の3人を育てている頃なんて、無我夢中で、誰が帝王切開だったとか、誰が自然分娩だったかとか、そんなこと思い出す暇もなかったw
ドラマの結論と同じように、そんなこと全く関係ないですね。
今日の朝ごはん。
「私って好き嫌い多いよね~」と自分で言う母。
ほんとに多いよ💦
子供が好き嫌いしたら怒るけどさ。
91歳の母が好き嫌いしたって、もうどうでもいいや(笑)
なおるわけないし。