久しぶりに飛行機の旅です。
国内であれば、せいぜい1時間半の道中。
飛行機の中で、たまたま隣りに座った人と話が弾んだ...という経験はあまりありません。
でも今日はとなりのおじさんに「 これ、読みました?」と突然話しかけられました。
そのおじさん、Gパンにカジュアルな上着のラフな格好。で、読書をしてらしたので、「 あ、重松清だな...」と無意識に目がいきました。
重松清の「 とんび」
「 読んでませんけど、テレビで観ました。」
「 大学1年の孫にすすめられましてね。いや、なかなかおもしろいですよ。」
「 重松清、いいですよね。」
とまあ、話が弾みました。
ラフな格好のおじさん、旅行かと思ったらビジネスでした。会社を経営してるというその方、日本のあちこちに支店があるそうです。
昔の列車の旅なら、こんなふうに「 旅は道連れ」みたいな光景もあったでしょうが、今のこの時代、飛行機でたまたま隣りに座った方と話が弾むって、めずらしくないですか?
あちこちに出張しているその方と全国の美味しい海鮮について盛り上がりました。
きっとこの方とは、この先二度とお会いすることはないでしょうけど。
退屈な機内での1時間半、ちょっとスパイスになった雑談でした。