・・・と二女から、お弁当の画像が届きました。
独り暮らし始めた頃は毎日作っていたけど、忙しくて最近は作ってなかったもんね。
ありゃ、このトトロのお弁当箱、高校入学の時に買ってあげたお弁当箱じゃん(笑)
大事に使ってるのね。
美味しい物をいつまでも美味しくいただきたい。
だから歯が丈夫であってほしい。
母が「私の入れ歯はどこ?」
あ・・・
母は入れ歯を作ったけど、なくてもなんとかなるので、何年も使っていなかった。
その入れ歯が洗面所の棚の中に、不衛生な状態でころがっていたので、「この入れ歯は亡くなった父のかな。」と思い、私は捨ててしまったのです。
私「入れ歯使わないって言ってたじゃん。」
母「上の歯茎に下の前歯があたって痛いの。だから入れ歯を入れれば痛くないはず。もしかして捨てちゃった?」
私「ごめ~ん。」
母「上の歯茎にあたって、痛くて、ごはんが食べられない。」
と急に言い出すもんだから。
おまけに突然「右の歯もなんだか痛い。」と。
歯医者さんに行くことにしました。
まず定期的に通っている内科に行って、相談しました。
「歯医者さんに、骨粗鬆症治療剤の注射打ってること言ってくださいね。あとお薬手帳をちゃんと持っていってね。」とお医者さん。
お医者さんが今飲んでる血圧の薬や歯を削る時の注意点などを話してくださっている時に、「娘がね、断捨離だとか言って、私の入れ歯を捨てちゃったんですよ。」としきりに言う母(・_・;)
運よくすぐに予約がとれたので、早速歯医者さんへ行きました。
そこでまた「娘がね、断捨離だとか言って、私の入れ歯を捨てちゃったんですよ。」と説明する母。
優しい女医さんは「それは捨てちゃだめですよねぇ。」と母に同情してくれる。
背の低い母は背伸びして口の中のレントゲンをとる。苦しそう・・・💦
転んだら大変だから、支えてもらって、レントゲン終了。
「91歳なのに、たくさん歯が残ってますね。」と女医さんに褒められる。
でも「ただ、残っている歯は欠けていたりして、ほとんど役にたってません。」だって。
しかも歯垢や歯石だらけで、口の中は大変なことになっているそうだ。
「歯医者に来るのは久しぶりですか?」と聞かれると
「そうねぇ、2,30年ぶりかしら。」と答える母。
こらこら。入れ歯作ってるんだから、2、30年ぶりってことはないでしょ(笑)
91歳になると、20年前も30年前も、そして2,3年前も感覚がないらしい。
歯医者さん「残った歯をなるべく抜いて、その上で入れ歯を作るのがベストです。歯を残しておいても歯垢や歯石の原因になるだけです。」
ひぇ~💦91歳の母に麻酔をかけて、何本も歯を抜くんですかぁ!?
私「体力的に無理だと思うんですけど。」
歯医者さん「そうですね。」
ということで、マメに通って、歯垢や歯石を掃除してもらうことにしました。
入れ歯を作るか作らないかは、その上で考えていくことにして。
母は入れ歯がなくても食事できますからね。
「では、早速!」ということで、固まってガチガチになっている歯垢に歯石を取り除くことになりました。
わ、痛そう・・・
私だってこんなに長いこと口を開けていたら疲れるし、歯石をとるのってけっこう痛い。
歯医者さんは「痛いですよねぇ、ごめんなさいね。ちょっと我慢してね。」と気遣ってくれながら、ガンガンと歯垢歯石をとっていく。
でも、母はちゃんと我慢してくれている。
泣きごとも言わずに黙って、口を開けている。
歯茎にあたって痛いのは、下の前歯が突き刺さるから。この前歯は差し歯なので、この差し歯を削れば痛くないということなので、削ることになりました。
グヮ~ン・・・という嫌な音とともに削られていく歯。
でも母はまったく嫌がらず、痛がらず、あ、差し歯だから神経ないので、痛くないのか?
でもずっと口を開けていたら疲れるだろうに、母はがんばってくれている。
治療が終わったら、母「もう痛くないわ!」と😊ニコニコ顔。・・・というか、治療中もずっと笑顔だった母。
認知がきてると、人によるんだろうけど、痛みや恐怖に鈍感になっていくんだろうか?
母は「私、空腹感ってないのよ。」とも言ってるし。
歯医者さん「全部とるのは時間がかかるし、続きは来週にしましょう。今日が1番大変だったから、今度からはもっと楽ですよ。あと、歯磨きしっかりしてください。お母さんひとりでは無理です。仕上げ磨きを必ずしてあげてください。」
ということで、また母の口を開けて、歯磨きの練習をした。
歯ブラシも購入。歯茎用と歯用と。
「で、次の予約なんですが・・・」と言われ、1週間後に予約しました。
ついでに私の分も予約しました。
母の口の中の歯垢や歯石を見ていたら、怖くなりました💦
私もしばらく歯医者さん行ってないし、お掃除してもらおうと思って。おまけに私の分の歯ブラシも買いました。
ご飯の後に必ず磨くように言われて、早速夕飯の後に歯磨き。
母が磨いた後に、私が仕上げ磨きをしてあげようとすると、母に「歯ぐらい、自分で磨けるわよっ!」と拒否されました(笑)
歯医者さんでは、痛くても疲れてもずっと笑顔だったのにぃ。
娘にはキツイ態度の母💦
でも、朝食も昼食もほとんど食べることができなかったのに、夕飯は美味しそうに食べてくれた。
よかった、よかった。