石川県金沢にある「加賀種」の最中。
最中と餡が別々になっていて、食べる直前に最中の皮に餡を絞りだしていただきます。
なので、最中の皮がサクサクです。
最近、こういった手作り最中が出てますね。
以前いただいたのは、「HIGASHIYA最中」でした。
これは最中の皮が棒状になっています。
この石川県の「加賀種」をいただきながら、思い出しました。
はてなブログの今週のお題が「高校野球」ってことだからなんですけど。
石川県星稜高校野球部
金沢市の強豪野球チームです。大好きなチームです。
甲子園、この星稜戦で伝説の試合がふたつあります。
1979年夏、対箕島戦
ピッチャーは当時私と同じ年の堅田君。(君・・・って、彼はたぶん今はもういい年ですね。堅田外司昭氏です。)
彼は3回戦の箕島戦、延長18回をひとりで投げぬきました。
途中「あ、これで星稜の勝利だ!」と思った瞬間が2回ありました。延長12回と16回。でもその裏で箕島が食いつき、本塁打。同点にもっていかれる。
アナウンサーは「奇跡」を連呼していました。
延長18回をもって箕島4×-星稜3で、星稜のサヨナラ負け。
その後箕島は勝ち進み、全国制覇を果たします。
堅田君は卒業後松下電器にすすみ、今でも審判として甲子園のグラウンドに立つことがあるとか。
1992年、対明徳義塾戦
これは覚えてる方も多いと思います。
当時、星稜高校の4番打者であった松井秀喜氏を5打席連続で敬遠したあの試合です。
「松井との勝負を避けて、後続で打ち取る」この作戦。
高校3年生の松井氏は感情を表に出すことなく、淡々と1塁へ向かいます。
その後続。どんなに悔しかったことか。
そして明徳義塾のナイン。どんなに辛かったことか。
馬淵監督もその後の監督生活、この試合がずっとトラウマになっていたようです。
「あの時は若かった。」後にそう語ったとか。
2回戦、3-2で星稜を下した後、明徳義塾は3回戦で8-0で負けています。
その後、2002年の夏の甲子園で初優勝をしています。
そして今年。
5打席連続敬遠
社会に出て、いろいろなことがある。時にはずるかったり、卑怯だったり、そんな自分に嫌気がさすことがあるかもしれない。
でもね。
やっぱり高校野球で5打席連続敬遠は、やってほしくなかった。たとえ勝つためでも。
負けた球児も勝った球児も、少なからず傷ついた試合、辛い思い出になったと思うから。
最中は美味しかった。餡があまったので、明日の朝は小倉トーストにしよう。