Bettyの備忘録

音楽備忘録と日々の出来事

92歳の母、離婚を決意する

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数日前、朝早くに母が私の部屋にやってきた。

「ちょっと相談があります。着替えたら来てください。」と言う母。

決断したような口調です。

どうせたいした内容じゃないのよね~と、今までの経験でよくわかってる私。

もっと寝ていたかったのですが、私は「何よぉ、今言ってよ。」と起きあがりました。

 

「私、離婚しようと思うの。いいでしょ?」ときっぱり。

はいはい。よく決断しましたね。でもね。

私「おかあさん、離婚はできないのよ。」

母「なんでよ。もうずっとおとうさん帰ってきてないわ。どこに住んでるんだか。どこの女の所にいるんだか。」

私「おとうさんは、7年半前に亡くなったんだよ。だから離婚はできないの。ここへ帰ってくることもできないの。」

母「え?そうなの?」

私「そうよ。今何不自由なく暮らしていけるのも、おとうさんの遺族年金のおかげ。だから離婚しなくて本当に良かったわ。」

母「そういえば、お墓参りに行ったような・・・」

 

話していると、こっちの頭もおかしくなってきそうですが(笑)

母が最近増えてきている「死後離婚」なんて言葉を知っているわけないし。

 

死後離婚」というのは、配偶者の死後に「姻族関係終了届」という書類を提出することによって、姻族にあたる義理の両親や義理の兄弟との縁を一方的に切るということです。

ただ、これはマスコミがつくった造語なので、実際には配偶者の死後に離婚はできません。

死後離婚」のメリットは、配偶者の死後に、亡くなった配偶者の親戚と付き合わなくていいということになるのですが、母の場合、もう父の兄弟も高齢の上、遠方に住んでいるので、年賀状くらいしか付き合いはしていません。なので、メリットはなし。

 

死後離婚 (新書y)

死後離婚 (新書y)

 

 

最近、父のお墓参りに行っていなかったので、母の記憶が混乱しないように、近々お墓参りに行かなきゃなぁ。

それにしてもお仏壇に大きな父の写真があるのに、朝の寝起きは母の脳が吹っ飛んでいることが多い。

 

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主人が北海道で介護している義父は、ずいぶんお酒の量が減りました。

わがまま言うことも少なくなりました。

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義父が作った干し柿です。

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いやぁ、すごく美味しくできました。

1日1個ずつ、大切にいただいています。

 

hiro-beans-attack-no1.hatenablog.com