母の妹が亡くなりました。
叔母さんは母より3歳年下で、数年前からは名古屋の施設で生活していました。
叔母さんは、名古屋の便利の良い場所の古民家(母の生家)で、長く独り暮らしをしていました。
雨戸のある古い家です。
数年前、毎日来てくださるヘルパーさんから、娘である(私の)従姉に連絡がいき「チャイムを押しても返事がない!」とのことで、従姉がとんでいき、古民家の鍵を苦労して開け(古民家なので、大変だったらしいです)、倒れている叔母を発見。
意識があった叔母は「休めば大丈夫」と強情でしたが💦そのまま救急車で搬送され、退院後は施設での生活となりました。そのまま今日に至ります。
叔母の死を母に伝えるべきかどうか悩みました。
母は4人姉妹の3番目です。
他の姉妹は、みんな亡くなりました。
最後に残ったのが母です。
自分の妹が亡くなったことをどう伝えようか。
大泣きするだろうな・・・。
「亡くなったのよ。」と直球で伝えない方がよいのではないか。
そんなふうにストレートに伝えたら、大泣きして、おかしくなってしまうかもしれない。
さりげなく伝えよう・・・と決意しました。
たまたま雑談の中で、母が「名古屋に帰りたいけど、もう妹も施設に入っちゃったし、泊まるとこもないわねぇ。」と言いました。
そこで、私が「あら、名古屋の叔母さんはもう亡くなったわよ。」とサラリと告白。
すると母は「あら?そうだった?」とこちらもサラリとした受け答えでした。
伝えたよ!私のミッション終了。
自分の妹の死がわからないまでに、認知が進んだのだなと思うと、複雑な気持ちではありますが、大泣きされるよりはマシと思うことにしました。
叔母さんが亡くなって数日後、まだ母が叔母の死を知らない時。
朝起きたら、母がゴソゴソと私の部屋に来ました。
「着替えなくちゃと思って。母屋から呼ばれたから。」
「母屋?どこの?」
「名古屋のに決まってるでしょ。」
今でも残っているその母の生家は、母屋と離れがあって、母とその妹は祖父母と一緒に離れで寝起きしていました。
「母屋から電話があったの。朝ごはんができたらしいわ。」と言います。
「おかあさん、母屋にも離れにも電話なんかあった?ないでしょ?」
母が名古屋に住んでいた昭和の初め頃には、自宅に電話がありませんでした。
母は「そうね。電話なんかなかったわ。このマンションに離れも母屋もないわね。」と現実に戻ってきました。
母は久しぶりに名古屋の夢をみたようです。
叔母さんは母に知らせにきたのか?
ネコ子ちゃんも夢うつつ・・
寒いよねぇ。毛布、毛だらけ😓
う~ん、可愛い。