「すごく美味しくて、いつも並んでるのよ。」
妹からそう聞いたパン屋さん。
私は、いくら美味しくても並ぶのは苦手です。
そこまで美味しい物に執着してないし。
並ばなくても、十分美味しい物はたくさんあるから。
でも妹から教えてもらったパン屋さんの近くにたまたま用事があり、通りかかったら、なんと並んでいない!
これは買うしかない!
このパン屋さん。写真からおわかりいただけるかと思うのですが、小さな窓口があってそこで注文するのです。
コッペパンの専門店です。
たくさんの種類があります。
私は、普通のコッペパンひとつと、『おすすめ』だというマーマレードとホイップクリームをはさんだコッペパンを買いました。
素朴な紙袋にいれてくれます。
パンがけっこう大きいので、ひとつ食べただけでお腹いっぱい。
マーマレードとたっぷりのホイップクリームも美味しかったのですが、なんといってもコッペパンの柔らかさにびっくりです。
コッペパンってかたくてパサパサしてるイメージでした。
私の記憶にあるコッペパンは昭和の頃の給食。
それから何十年もコッペパンは食べていません。
どうせ買うならバターロールやクロワッサンがいいじゃないですか。
でもこのコッペパンはふわっふわ。
コッペパンで思い出すのは、小学生の頃大好きだったこの絵本です。
大好きだったけど、内容は覚えていません。
検索したら、今でもちゃんとAmazonで売っているんですね。
そして松谷みよ子さんの本だったんですね。松谷みよ子さんは「ももちゃんシリーズ」で小学生の頃から存じ上げていましたが、この本も松谷みよ子さんの作品だったことは忘れていました。
コッペパンはきつねいろ
コンのしっぽにそっくりだ
だけどしっぽはたべられない
やっぱりコッペパン
おいしいコッペパン
昭和の高度成長期の頃。
コッペパンは当時の子供たちにとってはとても美味しいあこがれの食べ物だったのでしょう。
このふわふわの盛岡製パンのコッペパンを食べたら、主人公のノンちゃんはびっくりするでしょうね。